【ソウル21日聯合ニュース】銀行業界が21日に明らかにしたところによると、先週末までに昨年の業績を公開した大半の外国銀行国内支店の当期純利益が大幅に減少した。
 外国銀行国内支店のうち、JPモルガン・チェース銀行の昨年の当期純利益は1565億ウォン(約112億6800万円)で、前年の2288億ウォンより31.6%減少した。オーストラリア・ニュージーランド銀行は46億ウォンにとどまり、前年に比べ76.3%急減した。三菱東京UFJ銀行は前年比18.6%減の1273億ウォン、みずほ銀行は同26.3%減の727億ウォン、三井住友銀行は同18.6%減の651億ウォンだった。マッコーリー銀行は赤字が2009年の1億ウォンから昨年は52億ウォンに膨らんだ。
 当期純利益の減少は、世界的な金融危機から脱し外国為替市場やデリバティブ(金融派生商品)市場の変動性が小さくなったためと分析される。また、ウォンの対米ドル相場の平均が2009年は1ドル=1276ウォンだったが昨年は1ドル=1156ウォンとなり、外貨資産の評価損失が生じたことも影響を与えたとみられる。
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