集会のようす=16日、ソウル(聯合ニュース)
集会のようす=16日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル16日聯合ニュース】ソウル・鍾路の在韓日本大使館前で毎週水曜日、旧日本軍による慰安婦強制動員問題の解決を求める抗議集会が開かれているが、16日は東日本大震災を受け、犠牲者を追悼する集会が行われた。
 集会に参加した元慰安婦女性や韓国挺身隊問題対策協議会は、「犠牲者の冥福を祈ります」「在日僑胞、日本市民の皆さん、頑張ってください」と書かれたプレートを手にし、黙とうをささげた。
 ある元慰安婦の女性(84)は、「あれだけ多くの人が犠牲になった。罪を憎んで人を憎まず。助かった人たちが心を一つにし、早く立ち上がることを願います」と話した。別の元慰安婦女性も、「日本がわたしたちにしたことを思えば腹立たしいが、憎いと思う余地がない。犠牲となった人たちのため、寒さのなか、たくさんの元慰安婦女性が心から冥福を祈っています」と伝えた。
 挺身隊問題対策協議会関係者によると、この追悼集会は元慰安婦女性側の提案で行われた。水曜集会は1992年1月に始まり19年間、1度も中断されずに行われている。この日は1995年の神戸地震に続き、2度目の追悼集会となった。
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