握手を交わす武藤大使(右)と孫代表=14日、ソウル(国会写真記者団=聯合ニュース)
握手を交わす武藤大使(右)と孫代表=14日、ソウル(国会写真記者団=聯合ニュース)
【ソウル14日聯合ニュース】第一野党民主党の孫鶴圭(ソン・ハクキュ)代表が14日、在韓日本大使館を訪問し、武藤正敏駐韓日本大使と会談。東日本大震災により甚大な人的・物的被害を受けた日本国民への哀悼の意を伝えた。
 孫代表は、「心からの慰労の言葉をお伝えする。救助隊員を現地に送った政府に感謝しており、民主党としても復旧に力添えする」と約束した。また、事態を収拾する日本国民の冷静沈着な姿に韓国国民は感動していると伝え、今回のことを機に、韓日の友好関係がさらに敦厚なものとなり、北東アジア共同体精神が発揮されることを期待していると述べた。
 第一野党の代表が駐韓日本大使館を訪れたのは、これが初めて。当初予定になかった孫代表の訪問について、党関係者は「友好国に心からの哀悼を表するため」と説明した。
 武藤大使は、「わたしたちは良い隣人を持ったと思う」と感謝の言葉を伝え、対策会議を主宰し救助隊を派遣した李明博(イ・ミョンバク)大統領にも感謝していると応えた。
 民主党は午前中に最高委員会議を開き、韓日議員連盟幹事長を務める李洛淵(イ・ナクヨン)議員を班長に、関係常任委員会委員らが参加する「日本大地震対策班」を稼動することを決めた。また、所属議員の歳費から10万ウォン(約7300円)ずつを集め支援金として送金することにした。
 一方、与党ハンナラ党も14日、党内に「日本地震対策委員会」を設置した。日本への支援に向け、大韓赤十字社を中心とする募金運動に積極的に参加するとともに、党としても日本支援対策を協議していく。「最も誓い隣人が地震で苦痛を受けている。その苦痛を分け合うのが隣人の情だ。ハンナラ党はすべての党力を結集し日本を支援する」と、報道官がコメントを発表した。
mazi38@yna.co.kr
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