平壌で2月末に開かれた「先軍青年総動員大会」の様子=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
平壌で2月末に開かれた「先軍青年総動員大会」の様子=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
【ソウル11日聯合ニュース】統一部の玄仁沢(ヒョン・インテク)長官は11日、国会の南北関係発展特別委員会の報告資料を通じ、北朝鮮では世襲体制固めと思想統制が進んでいると明らかにした。
 玄長官は先月26日に平壌で「先軍青年総動員大会」が大々的に開催されたことを挙げ、「唯一領導体制に対して忠誠を誓わせたほか、思想闘争を強化している。体制の結束や住民の思想統制を強化している」と述べた。
 また金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者、正恩(ジョンウン)氏(朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長)氏については、昨年9月末に行われた朝鮮労働党代表者会で公の場に登場して以来、55回の現地指導を実施したとした。中国の政府や党の幹部が来朝した際にも参席するなど、公開活動も積極的に行っていると指摘。北朝鮮では正恩氏の愛称である大将に福をつけた「大将福」という号令の看板も設置され、偶像化を進めているという。
 また漂流してきた北朝鮮住民の送還問題については、27人を送還することに全力を挙げ、亡命を希望する4人は自由意思を尊重して送還しないという従来の方針を明らかにした。

Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0