【ソウル9日聯合ニュース】韓国の銀行持ち株会社の資本適正性が2四半期連続で改善した。
 金融監督院が9日に明らかにしたところによると、韓国内の銀行を有する金融持ち株会社7社(ウリィ金融持ち株、新韓金融持ち株、ハナ金融持ち株、KB金融持ち株、SC金融持ち株、KDB産銀金融持ち株、韓国シティ金融持ち株)の国際決済銀行(BIS)基準自己資本比率は昨年末現在、連結ベースで13.52%と集計された。
 昨年7~9月期末より0.13ポイント上昇し、2四半期連続の比率上昇を示した。リスク加重資産が減り、自己資本が増えた結果と分析される。
 昨年10~12月期に7社は、利子収入の増加などで1兆3000億ウォン(約964億7500万円)の当期純利益を計上し、自己資本を2000億ウォン(0.2%)増やした。リスク加重資産は企業向け融資と外貨建て融資などを減らしたため、7兆ウォン(0.8%)減少した。
 会社別BIS比率は、KDB産銀が17.48%で最も高く、韓国シティが16.26%、KBが13.08%、SCが13.06%、新韓が12.77%、ウリィが12.53%、ハナが12.38%の順。産銀、ハナ、ウリィは上昇したが、残り4社は下落した。
 一方、国内銀行18行のBIS比率(バーゼルII基準)は14.60%で、昨年7~9月期末より0.02ポイント下落した。ただ、金融監督院は、18行とも経営実態評価1等級の基準を満たし良好な水準だと強調。下落幅も極めて小さいものだと評価した。

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