【ワシントン8日聯合ニュース】クローリー米国務次官補(広報担当)は8日の定例会見で、韓国側に漂流してきた北朝鮮住民31人のうち4人が韓国に亡命(帰順)する考えを示しているにもかかわらず、全員を送還するよう北朝鮮当局が繰り返し求めていることに対し、当事者の意思に従うべきだとの立場を示した。「韓国に多くの北朝鮮住民が居住していることは知っている」としながら、「韓国にとどまるか北に帰るかは当事者が決めること」だと述べた。
 先ごろ海上の軍事境界線と位置付けられている北方限界線(NLL)を越え韓国側に漂流してきた北朝鮮住民31人について、北朝鮮は亡命の意志を示している4人も含め全員を送還するよう求めているが、韓国側はこの4人を除く27人をまず送還するとの立場を示している。

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