【ソウル28日聯合ニュース】外交通商部は28日、国連安全保障理事会のリビア制裁決議案について「忠実に履行する」との立場を明らかにした。
 国連安保理は26日に反政府勢力への武力弾圧が続くリビア情勢を受け、最高指導者カダフィ大佐らの渡航禁止や資産凍結を柱とした制裁決議案を全会一致で採択した。
 外交通商部の趙炳ジェ(チョ・ビョンジェ)報道官はこの日の定例会見で、「韓国政府はリビア事態を注視しており、同国内の人命損失と人権侵害状況に強い懸念を表明する」と強調。まだリビアに滞在している韓国国民全員の迅速かつ安全な退避のため、最善を尽くすと明らかにした。
 趙報道官はリビアの状況が緊迫しているだけに、現地に残っている韓国人に退避を強く勧告していると説明した。また、リビア全域に対する危険情報を「旅行禁止」に引き上げる案も検討しているという。

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