会議を主宰する李大統領=25日、ソウル(聯合ニュース)
会議を主宰する李大統領=25日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル25日聯合ニュース】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は25日、就任から3年を迎え、「初心」を強調した。月1回開かれる拡大秘書官会議に行政官まで出席するよう指示し、公務員に対しては気を引き締めるよう呼びかけた。
 李大統領は同日、こうした意志を示すかのように3年前の就任式で着用した青色のネクタイを締めた。また、口蹄疫(こうていえき)の感染拡大や原油価格の高騰、物価上昇など、厳しい国内外の状況を考慮し、記念式典などの行事は準備しないよう指示した。
 李大統領は政治より経済政策に重きを置き、「働く大統領」のイメージを築いており、1月の世論調査では49.8%と、高い支持率を維持している。李大統領は「(就任した)当時、国民に仕え、韓国を先進国に導きたいという覚悟があった」と紹介。「今、その思いを振り返り、見つめ直す機会を持つのが重要だ」と述べた。特に、青瓦台(大統領府)の職員に対しても、決意を新たにするよう数回にかけて強調した。
 李大統領は「評価は自分でするものではない。5年の任期が終わると、世界が韓国を評価するだろう」と指摘し、自信と目的を持ち、ぶれずに前に進むことを求めた。

Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0