「三湖ジュエリー」オマーン入港、船員ら2日帰国予定

【マスカット31日聯合ニュース】ソマリアの海賊に乗っ取られ韓国軍清海部隊により救出された三湖海運所属の化学物質運搬船「三湖ジュエリー」が31日、オマーンの首都マスカットに入港した。
　「三湖ジュエリー」はインド洋を航行中、15日にソマリアの海賊に乗っ取られた。事件発生から6日後の21日に清海部隊第6陣の国産駆逐艦（KDX－II、4500トン級）「崔瑩」により救出された。
　「三湖ジュエリー」の上甲板前方中央に位置するブリッジの周囲には数十発の銃弾痕があり、救出作戦の激しさを物語っている。

　韓国人船員7人は、同日中に交替で乗り込む船員らと業務引き継ぎを終え下船し、2月1日に帰国の途に就く予定だ。外交通商部はこの日の報道官会見で、船員らは簡単な健康診断を受けた後、1日にオマーンを出国、2日にソウルに到着する予定だと伝えている。
　「三湖ジュエリー」の冷凍室には海賊8人の遺体が収容されている。停泊中に引き渡しの手続きを行い、ソマリア政府に引き渡すことになっている。