【ソウル31日聯合ニュース】韓国銀行が31日に明らかにしたところによると、製造業の1月の景況判断指数(BSI)は90で、前月より2ポイント下がった。2009年12月(89)以降で最低となり、昨年8月(98)から6か月連続で100を下回った。
 BSIは100を上回ると、景気を良いとみる企業が悪いとみる企業より多いことを意味し、100未満ならばその逆となる。
 企業規模別に見ると、大企業は昨年12月の197から1月は96に、中小企業は89から87に下落した。輸出企業は93から94とやや上がったが、非輸出企業は91から88に下がった。
 韓国銀行は景況感悪化について、ことしは景気上昇の勢いが鈍化するとの見通しが出る中、原材料価格が急騰し、企業の費用負担が増加したためと分析している。同行が先ごろ2436社(製造業1581社、非製造業855社)を対象に実施した調査では、経営上の問題点として「原材料価格の上昇」を挙げた企業が23.6%で、昨年12月(18.8%)より増えた。
 原材料価格購入BSIは136で、前月より11ポイント上昇し、2008年8月(138)以来の高水準だった。半面、採算性BSIは85で、前月に比べ3ポイント落ち込んだ。
 製造業の2月のBSI見通しは91と低いが、原材料購入価格BSI見通しは133と高いため、製造業の景況感は冷え込みが続くと予想される。

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