【ソウル28日聯合ニュース】北朝鮮の対南組織「祖国統一民主主義戦線」の中央委員会は、北朝鮮の国会にあたる最高人民会議と韓国国会間の協議開催を提案した。朝鮮中央通信が28日、報じた。
 同通信によると、「全朝鮮民族に送る呼訴文」と題した文書の中で協議を提議したという。この中で、「北南(南北)間の厳重な事態を打開するため、民族が進むべき道を(韓国側の)議員と共に話し合う」と述べている。
 さらに「民族の運命は厳しい事態に直面しており、南北の政治家の責任は大きい」とした上で、「政治家は時代と民族の前に直面している使命と任務に全力を尽くすため、相互に交渉する必要がある」と訴えた。さらに、南北の協力が進めば、対決姿勢が解消し、開城工業団地や金剛山観光のへの道筋が早急につくだろうとした。
 北朝鮮は今月5日、政府・政党・団体の連合声明を通じ、南北間会談の無条件開催を提案している。
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