【ソウル31日聯合ニュース】韓国の小型車市場が急速に冷え込んでいる。乗用車市場は年々拡大しており、業界での存在感は低下しつつある。 自動車業界によると、1~11月に韓国市場で販売された小型車は2万4986台で、前年の同じ期間に比べ25.4%減少した。乗用車販売全体で小型車が占める割合も前年の2.7%から1.9%に減った。 小型車の販売台数は起亜自動車の「プライド」が1万2859台で、全体の半分を占めた。次いで、現代自動車の「ベルナ」(5922台)、「クリック」(3749台)、GM大宇の「ジェントラX」(1435台)、現代自の「アクセント」(1021台)の順だった。 小型車の販売が伸び悩んでいるのは軽車と準中型車に比べ、消費者にアピールできる魅力がないためとの意見が多い。2008年に排気量1000ccの車種まで拡大された軽車は低価格や優れた燃費に加え、各種の税制優遇措置まで適用され、人気車種に浮上した。ことしは15万8000台の販売が見込まれ、過去最多となる見通しだ。準中型車は経済性や性能を重視する若い層で人気を集めている。業界関係者は「小型車を購入するよりは少しだけ価格の高い準中型車か、優遇措置の多い軽車を買おうとする顧客が増え、小型車の立場がなくなっている」と説明した。 ただ、小型車の先行きが不透明なだけではない。ストライキが続いた「アクセント」の生産工場が正常化したほか、来年上半期(1~6月)には「プライド」と「ジェントラX」の新型モデルも発売される。「アクセント」もハッチバックとディーゼルモデルが投入される予定だ。さらに、政府は税制優遇措置の基準を排気量から二酸化炭素の排出量に変える案を検討している。新車効果に加え、優遇措置の基準が変われば、燃費性能に優れた小型車の販売が増える可能性は十分ある。kimchiboxs@yna.co.kr
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0