【ソウル28日聯合ニュース】11月の北朝鮮による韓国・延坪島砲撃の際、韓国軍の応戦射撃で朝鮮人民軍兵士5人が死亡したようだ。
 韓国の北朝鮮向け民間短波ラジオ「開かれた北朝鮮放送」は28日、咸鏡北道・会寧の消息筋の話として、「延坪島戦闘で北朝鮮軍5人が死亡した事実が人民軍部隊で発表された」と報じた。金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者の三男・正恩(ジョンウン)氏が5人に「共和国英雄」の称号を与えるよう指示し、23日から指示内容を知らせる講演が軍内で行われているという。
 同筋は、こうした事実は軍内でだけ公表され、一般住民はよく知らないと話した。また、全体の死亡者数は発表されず、5人以外にも死者が出た可能性もあるとしている。
 一方、朝鮮中央テレビは24日、金総書記の軍最高司令官選出19周年を記念した番組で、延坪島砲撃に加わった兵士4人が北朝鮮の勝利を主張する様子を報じた。

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