大韓航空機YS-11(上)と当時の市民による糾弾デモ(合同通信)=(聯合ニュース)
大韓航空機YS-11(上)と当時の市民による糾弾デモ(合同通信)=(聯合ニュース)
【ソウル9日聯合ニュース】外交通商部関係者が9日に伝えたところによると、国連人権委員会の「強制的・非自発的失踪(しっそう)に関する作業部会」が先ごろ北朝鮮に対し、1969年に韓国で発生した大韓航空機YS-11ハイジャック事件に対する立場を説明するよう要請した。
 事件の被害者家族は6月、北朝鮮に対する調査を求める陳情書を同作業部会に送っていた。作業部会は、調査を要すると判断すれば当該国に立場説明を求め、報告書を作成し国連人権委員会に提出する。
 大韓航空機YS-11ハイジャック事件は、1969年12月に江陵発ソウル行きの旅客機が北朝鮮の工作員によりハイジャックされた事件で、搭乗者50人のうち39人は韓国に戻ったが、乗客・乗務員11人は戻っておらず、生死も確認されていない。

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