【ソウル8日聯合ニュース】政府は8日、米国産牛肉の輸入拡大問題と関連し、米国政府が議会の圧力を受け牛肉問題を引き続き協議することを要求してきても、韓国としては現時点で応じる考えはないことを改めて示した。
 外交通商部のチェ・ソクヨンFTA交渉代表は同日の定例会見で、韓国政府の一貫した基本立場は2008年に合意した輸入衛生条件の状態を維持するということだと述べた。
 韓米は2008年6月、韓国が月齢30か月未満の米国産牛肉に限り輸入を許可するが、韓国の消費者の信頼が回復すれば全面輸入開放を協議することで合意している。
 崔交渉代表は、米国政府が牛肉輸入開放を要求し続けているのは、議会の圧迫を受けているためだと指摘した。米国産牛肉に対する韓国消費者の信頼は回復しつつあると考えているが、韓国政府はまだ完ぺきに信頼が回復したとはみていないため、米国の協議要請に応じないと強調した。

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