【ソウル30日聯合ニュース】国防部の金泰栄(キム・テヨン)長官は30日、黄海で28日から行われている韓米合同軍事演習終了後に北朝鮮が挑発する可能性について「十分に可能性がある」との考えを示した。
 国会国防委員会全体会議で、与党ハンナラ党議員の質疑に答えたもの。北朝鮮の新たな武力挑発に徹底的に対応できるよう準備すると述べた。
 北朝鮮の延坪島砲撃に対する韓国の対応射撃で、北朝鮮が受けた被害を問う質問には、「米軍側の情報によると、敵の施設の近くに韓国軍の砲弾の痕跡がある。正確な被害規模はさらに調べる必要があるが、一部の建物の被害や交通壕(塹壕をつなぐ壕)の埋没などは見える」と答えた。また、中国の戴秉国国務委員(副首相級)が先ごろ訪韓した際、外交通商部に北朝鮮側がかなりの被害を受けたと伝えたと述べた。
 同日に延期された延坪島での射撃訓練については「適切な日に再開するためタイミングを見ている」と説明した。

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