北朝鮮・朝鮮中央通信が29日に報じたところによると、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は論評で、「米国と通じた南朝鮮(韓国)好戦狂の北侵戦争騒動は厳重な軍事的挑発であり、これにより朝鮮半島情勢が戦争前夜の険悪な状態に達している。内外の好戦狂が再び挑発してくれば、ためらいなく侵略者の牙城を根こそぎ取り除き、戦争の根源を残らず清算する」と威嚇した。
また、原子力空母まで動員した演習は、北侵の企てと好戦的な本性を如実にさらけ出したもので、「ただでさえ先鋭な事態を全面戦争の局面に導くための故意的で計画的な策動」だと主張した。
23日に仁川・延坪島に砲撃を加えたことに関しては、「南朝鮮の好戦狂が北侵を仮想した『護国訓練』を行い、われわれの領海に数十発の砲撃を加え、わが革命武力の反撃を受けた。わが軍隊の懲罰は国の尊厳と自主権を守るための正義の自衛的措置だ」と、責任を転嫁する主張を繰り返した。
労働新聞は28日にも、「情勢を一触即発の状況に追い込む軍事的挑発騒動をやめるべきだ」と主張、演習の中止を迫った。
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0