【ソウル29日聯合ニュース】国防部の金泰栄(キム・テヨン)長官は29日、北朝鮮による仁川・延坪島への砲撃時の対応が不十分だったとの指摘に対し、「交戦規則を修正し、海軍・空軍がすぐに打撃できるよう措置を取る」との方針を示した。国会の予算決算特別委員会全体会議で述べたもの。金長官は、事件の責任を取り辞任することが決まっている。
 金長官はまた、黄海の5島に対する北朝鮮の攻撃のうち、これまでは上陸の脅威が最も大きく、砲兵の射撃は今回が初めてだったと説明。その射撃への備えで足りない部分があったとし、「確実な警戒策を立て、二度とはこうしたことが許されないようにする」と強調した。
 一方、外交通商部の閔東石(ミン・ドンソク)第2次官は会議で、中国が突然6カ国協議再開を提案したことに対し、「明らかに順序が違う」と指摘。韓国の領土を攻撃し、罪の無い命を奪ったことに対する謝罪と再発防止の約束が先だと、北朝鮮の態度変化を促した。その上で、非核化に対する真剣な意志を行動で示してこそ、対話が可能だと述べた。

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