李大統領は、これ以上の忍耐と寛容はさらに大きな挑発を育てるだけだということを、韓国国民ははっきり理解したと述べた。脅迫に勝てない「屈辱的平和」が結局さらに大きな災いをもたらすということは、歴史の教訓だと指摘した。これまで北朝鮮政権を擁護してきた人々も北朝鮮の本当の顔を知ったはずだとしながら、「わたしは国民とともに断じて退くことはせず、今後、政府がすべきことを確実にしていく」と、強硬対応の意向を重ねて表明した。
また、北朝鮮が自ら軍事的冒険主義と核を放棄することを期待することは難しいことを理解したと述べた。いかなる脅しや挑発にも退かず対抗する勇気だけが、「真の平和」をもたらすと力説。そのうえで、国民の勇気と底力を信じていると強調し、北朝鮮の魚雷による韓国哨戒艦撃沈事件では国論が分裂したが、今回は国民が団結しており、北朝鮮のいかなる分裂策動も通用しないと強く述べた。
李大統領は、罪のない国民が命を失い、生活の場が破壊されたことについて、心苦しく申し訳ない思いを禁じえないと述べた。国民の生命と財産を守ることができず責任を痛感していると、遺憾を表明した。「ひとつになった国民が最強の安保」だと述べ、政府と軍を信じ力を合わせてほしいと、国民に呼びかけた。延坪島島民のための総合対策を策定することも約束した。
あわせて、韓国軍を軍隊らしい軍隊にし、黄海5島をいかなる挑発からも守ると強調した。韓国軍をさらに強化するため、国防改革は計画通り、さらに強力に進めていくとの考えを示した。
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