演習に参加した米原子力空母ジョージ・ワシントン(資料写真)=(聯合ニュース)
演習に参加した米原子力空母ジョージ・ワシントン(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル29日聯合ニュース】韓国軍と米国軍による合同軍事演習2日目の29日、両軍は北朝鮮のさらなる挑発に対する警戒態勢を維持しながら、朝鮮半島西側の黄海で合同軍事演習を24時間体制で進行する。軍関係者が同日に明らかにした。空母強襲訓練や海上自由攻防戦など高強度訓練を実施する。米原子力空母ジョージ・ワシントンから出撃した戦闘機(艦載機)が仮想目標物を打撃する実射撃訓練も予定されている。
 韓米合同軍事演習初日の28日は、ジョージ・ワシントンをはじめとする米軍戦力と、イージス駆逐艦「世宗大王」など韓国軍戦力の通信交換で開始。続いて通信網を点検し連絡団を交換するなど、疎通チャンネルを構築した。
 2日目の29日は、対空防御および強襲訓練、海上自由攻防戦、潜水艦探知および防御訓練、連合機動軍需訓練など高難度精密戦術訓練を実施する。
 対空防御は、両軍のイージス艦が数百個の空中目標物を同時に探知し防御する訓練。強襲訓練では母艦艦載機が仮想の目標物を実際に打撃する。海上自由攻防戦では、黄海上の北方限界線(NLL)を侵犯し韓国側水上戦闘団に攻撃を試みる敵の水上戦闘団を迅速に識別し、艦載機を緊急出動させ、両軍艦艇の武器体系と戦術で敵を撃滅する形で進められる。
今回の演習は、全羅北道・群山港の西66キロメートル沖に位置する於青島、忠清南道・泰安半島クァンジャン岬から西に55キロメートル沖の格列飛列島などで実施されている。
 米国軍からはジョージ・ワシントンのほか、高性能地上監視偵察機E-8(ジョイントスターズ)も投入され、北朝鮮の海岸砲・地上砲基地の動きなど挑発兆候を監視する。イージス巡洋艦カウペンス(9600トン級)、シャイロー(9750トン級)、イージス駆逐艦ステザムとフィッツジェラルドなども参加している。
 韓国軍からは、「世宗大王」をはじめ駆逐艦(KDX-II)の「文武大王」「忠武公李舜臣」、哨戒艦、護衛艦、軍需支援艦、対潜航空機P3-C、対潜ヘリLynx、F-15K、KF-16戦闘機各4機などを投入している。

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