プレゼントが入った紙袋を手に個別面会に向かう北朝鮮側の離散家族=31日、金剛山(聯合ニュース)
プレゼントが入った紙袋を手に個別面会に向かう北朝鮮側の離散家族=31日、金剛山(聯合ニュース)
【金剛山31日聯合ニュース】朝鮮戦争(1950~53年)などで生き別れになった南北離散家族の再会行事が30日午後、北朝鮮・金剛山で始まり、北朝鮮側再会対象者97人と韓国に住む家族436人が再会を果たした。
 同日は韓国側が主催した歓迎夕食会が開かれ、離散家族らは約60年ぶりの再会を喜び合った。
 韓国側訪問団長の柳宗夏(ユ・ジョンハ)大韓赤十字社総裁は「11月25日に行われる南北赤十字会談で、離散家族の苦痛を軽減できる肯定的な結果が出ることを期待する」とあいさつした。
 一方、北朝鮮側団長の崔成益(チェ・ソンイク)朝鮮赤十字会副委員長は「この意義深い再会は、北南関係を改善し、民族の和解と談合、統一を必ず成し遂げるというわれわれの確固たる意志と誠意ある努力により実現した」と述べた。
 2日目の31日は、午前9時から2時間にわたり金剛山ホテルで非公開の個別面会が行われた。個別面会では、北朝鮮側対象者が酒や家族写真、陶磁器などが入った紙袋を韓国の家族にプレゼントした。午後12時の昼食会に続き、午後4時からは離散家族面会所1階の大宴会場で2時間の団体面会が行われる。
 第1陣の再会行事は11月1日に終了する。11月3~5日には韓国側再会対象者96人が北朝鮮側の肉親207人と再会する。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0