インタビューに応じる成百営尚州市長=29日、尚州(聯合ニュース)
インタビューに応じる成百営尚州市長=29日、尚州(聯合ニュース)
【尚州29日聯合ニュース】慶尚北道尚州市で30日から来月2日にかけ、第9回世界大学生乗馬選手権大会が開催される。乗馬技術で先をゆくドイツをはじめ、日本など19カ国から120人余りが参加する予定だ。
 成百営(ソン・ベクヨン)尚州市長は29日に聯合ニュースとのインタビューに応じ、今大会を機に尚州を「馬産業特区」に指定し、韓国最大の馬産業団地に育成したいと意欲を示した。以下は一問一答。
――大会の準備状況は。
「今大会は尚州では初の国際競技大会となる。市民と公務員が一体になり、2年半にわたり準備を続けてきた。競技場となる尚州国際乗馬場は最新式で国内最高の施設。馬や選手の宿泊施設もすべて点検を終えた。見所としては、伝統武芸の演武、弓打ちの実演を行い、キクを展示するほか、茶道体験や伝統婚礼の実演も行い、韓国伝統文化をPRする計画だ」
――規模が大きくないため、国際大会にもかかわらず経済性に劣るとの懸念があるが。
「一般的にはそう見える。だが、尚州のブランド価値を大きく高めるという効果がある。尚州市の品格向上は、経済的に500億ウォン(約35億8300万円)の効果があるとみている」
――馬に関する産業をどう育成していくのか。
「尚州は国際公認の乗馬場を備え、慶北大学の馬産業研究院、竜雲高校の馬匹管理科がある。尚州が馬の生産・育成の拠点都市になれるよう、『馬産業特区』指定を進めている。また、乗用馬育成センターを造成し、馬匹産業だけでなく体験や観光乗馬の中心地にしていく計画だ。馬を集中的に育成する地域を作り所得を生み出し、国内最大の馬匹産業団地に育成したい。馬匹産業を尚州が主導し、収益創出モデルをつくる」
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0