【ソウル29日聯合ニュース】統計庁が29日に発表した9月の産業活動動向によると、先月の鉱工業生産は前年同月に比べ3.9%増加したが、前月比では0.4%減少した。
 前年同月比の増減率は、昨年7月にプラスに転じてから13か月連続の増加となった。しかし、15%台~37.0%の間で推移した1~8月に比べ増加幅は大幅に縮小した。前月比の増減率は8月に続きマイナスとなった。
 今後の景気を予告する先行総合指数前年同月比は4.9%で、先月より1.0ポイント下落した。これで9か月連続の下落となった。
 企画財政部のユン・ジョンウォン経済政策局長は「産業生産の増加幅が縮小したのは、異常気象と秋夕(中秋節)連休に伴う一時的な鈍化の可能性が高い」との見方を示した。輸出、内需、雇用の堅調な伸びを勘案すると、10月は増加幅が拡大すると予想されると述べた。
 業種別生産は前年同月に比べ、半導体・部品(21.4%)、機械装備(20.7%)が増加した半面、その他輸送装備(マイナス18.2%)、非金属鉱物(マイナス14.0%)は減少した。
 生産者製品出荷は、前年同月比3.7%増えたが、前月比では0.4%減った。
 在庫は前年同月比18.1%、前月比で2.2%、それぞれ増加した。在庫率指数(在庫数量を出荷数量で割った在庫率を指数化)は100.1で、前月に比べ2.4ポイント上昇した。
 サービス業生産は、前年同月比で0.7%、前月比で0.4%、それぞれ減少した。小売販売額指数は、耐久財の販売好調で、前月比0.1%の増加。前年同月比では4.5%増加した。設備投資は機械類の投資が減ったため前月に比べ3.6%減少した。前年同月比では11.8%増加した
 一方、7~9月期の鉱工業生産は、前期(4~6月期)比1.1%、前年同期比11.8%、それぞれ増加した。製造業の平均稼働率は82.6%で、前期に比べ0.4ポイント下落した。前年同期に比べ、サービス業は2.3%、小売販売は7.4%、設備投資は27.7%、それぞれ増えた。
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