会見するシーラン事務局長=28日、ソウル(聯合ニュース)
会見するシーラン事務局長=28日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル28日聯合ニュース】国連世界食糧計画(WFP)のシーラン事務局長は28日、ソウルで記者会見し、北朝鮮貧困層の幼児の栄養不良が深刻だと懸念を示した。
 事務局長は、ある地域では35~40%の子どもが十分なビタミン、ミネラルを摂取できずにいるとの報道もあると紹介。WFP支援対象となる北朝鮮の乳幼児は250万人で、援助のためには4500万ドル(約36億5800万円)の予算と7万5000トンの食糧が必要だと述べ、国際社会の協力を呼びかけた。まだ必要な予算の20%しか集まっておらず、最も支援が必要な67万1000人だけを対象に支援プログラムを実施しているという。
 シーラン事務局長は食糧事情を視察するため、近く北朝鮮を訪れる。高官らと会談する計画だ。


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