危機管理対策会議で冒頭発言する尹長官=29日、ソウル(聯合ニュース)
危機管理対策会議で冒頭発言する尹長官=29日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル28日聯合ニュース】企画財政部の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)長官は28日の危機管理対策会議で、7~9月期に経済成長率が鈍化したが、全般的な景気回復の傾向は持続するとの見通しを示した。
 同期の成長率鈍化は、上半期(1~6月期)の好調の反動や8~9月の気象悪化など一時的な要因によるもので、設備投資や製造業の高い増加率、輸出増加などをみると、全般的な景気回復の傾向は続くと予想した。しかし、主要国の景気鈍化、欧州の財政危機などの不確実性が依然残っており、リスク要因に対する警戒を緩めてはならないと述べた。
 一方、慶尚北道・慶州で22~23日に開催された20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議については、「為替をめぐる論争を一段落させ、G20レベルで共通の認識を見出した」と述べた。経常収支の不均衡是正に向けた多国間の枠組をつくり、期待以上の国際通貨基金(IMF)改革も導き出し、同会議が世界経済のプレミアムフォーラムとして定着する契機になったと評価した。ソウルで来月開催されるG20首脳会合(金融サミット)で最大の成果を得られるよう努力すると話した。

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