育成分野は▼次世代電気自動車基盤のグリーン輸送システム▼IT(情報技術)融合・複合機器用の中核システム半導体▼コリアエネルギーグリッド▼高効率の大面積薄膜太陽電池▼天然物素材の新薬――の5課題。
知識経済部は向こう3年間、これら5分野に、政府と民間が50%ずつ投資する方式で総額7000億ウォン(約506億円)を投じる計画だ。5つの課題がすべて成功すれば、2020年にはこれら市場の売上高が総額105兆ウォンに達すると見込んでいる。
分野別では、次世代電気自動車については自動車およびバッテリーの中核技術を開発し、これを基に世界最高水準のグリーン輸送システムを開発する計画だ。電気自動車分野の直接的な売上高は、2020年ベースで40兆ウォンと見込まれている。
売上高19兆ウォンと予想されるシステム半導体は、第4世代(4G)移動通信用の中核半導体商用化を目標に、2015年までに4G携帯電話の世界市場でシェア40%を達成する方針だ。
エネルギー分野ではスマートグリッド(次世代送電網)と最終エネルギー使用技術などを組み合わせ、建物などのエネルギー効率を総合的に向上させる「K-MEG(Korea Micro Energy Grid)」を開発し、輸入産業化を進める。高効率の大面積薄膜太陽電池も、第2の半導体産業に育成する計画だ。これら市場の売上高は、2020年ベースでそれぞれ25兆ウォン、11兆ウォンと見込まれる。
また、伝統医薬を基礎に天然物を原料にした革新的な新薬を開発し、世界バイオ市場攻略にも乗り出す。これによる期待売上高は10兆ウォン。
企画団は来年5月から本格的な技術開発に着手、2014年までに開発を完了する方針だ。
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