【ソウル26日聯合ニュース】消費者の景況感が冷え込むなか、物価の先行きに対する懸念は高まっている。
 韓国銀行が全国2116世帯を対象に調査し26日までにまとめた10月の消費者動向指数によると、同月の消費者心理指数(CSI)は108だった。CSIは7月の112から8月は110、9月は109と、3か月間下落が続いている。
 経済状況に対する消費者の心理を総合的に示すCSIは、基準値100を超えると景気が上向くと見る人が多いことを意味し、100を下回るとその逆となる。
 現在の景気判断に関するCSIは9月の98から10月は92に、今後の景気見通しCSIは108から104に落ち込んだ。 現在の暮らし向きに対するCSIは前月比2ポイント下落の99。
 向こう1年間の予想物価上昇率を表す期待インフレ率は3.4%で、前月より0.2ポイント上昇した。これは、消費者の間でインフレ期待心理が広まっていることを意味し、政策金利引き上げの圧力が高まるとみられる。

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