【ワシントン25日聯合ニュース】米国務省のキャンベル次官補(東アジア・太平洋担当)は25日、韓米自由貿易協定(FTA)の懸案の解決に向けた最上の時期を逃してはならず、韓米FTAは必ず成功すべき協定だと強調した。
 キャンベル次官補は、米ピーターソン国際経済研究所がワシントンで開催したセミナーで、韓米FTAについて「戦略的に失敗してはならない環境に置かれており、韓国とのFTAの成功は絶対的に重要だ」との認識を示した。
 オバマ大統領と李明博(イ・ミョンバク)大統領は、ソウルで来月開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)までに韓米FTAの進展を望む確固たる期待を表明しているとした上で、「今こそ戦略的レベルでの進展を遂げるための最上の時期」だと強調した。
 キャンベル次官補は、両国間の細かい協議内容は明らかにできないとしながらも、大統領をはじめ多くの人が総体的な成功という観点での期待値を明確に認識していると述べた。相対的な成功は韓米両国に当てはまり、韓米FTAは韓国のためだけでなく米国のためにも非常に重要な協定だと説明した。
 キャンベル次官補の発言は、オバマ大統領の指示通り、G20ソウル・サミットまでに韓米FTAの懸案を解決するという米政府の強い意志を示したものとみられる。
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