【ソウル25日聯合ニュース】韓米の通商トップを務める外交通商部の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長と米通商代表部(USTR)のカーク代表が、米サンフランシスコで26日午後に会合し、韓米自由貿易協定(FTA)の争点を話し合う。
 外交通商部が25日に伝えた。両国は5月、締結から3年を過ぎても批准できずにいる韓米FTAの争点で折り合いをつけるため実務協議を開き、来月中旬にソウルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)以前にけりをつけることで合意していた。
 今回の会合は米国側が持ちかけたもので、話し合いの内容は米国との協議を踏まえて発表される。
 米国側はこれまでの実務協議で、自動車・牛肉問題を集中的に扱う姿勢を表明したが、具体的な要求は提示しなかったという。これに対し韓国側は、米国が正式に要求してくれば検討するが、FTA協定文の修正には決して応じられず、牛肉市場の開放問題はFTAとは別問題だとの姿勢を貫いている。
 今会合で、米国側が要求事項を正式に提案するなど進展がみられるかどうかが注目されるが、来月2日に米国の中間選挙が控えていることから、実務協議が妥結あるいは急進展するといった可能性は低いと伝えられた。

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