【ソウル24日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領が東南アジア諸国連合(ASEAN)の一連の首脳会議に出席するため、28日にベトナムを訪れる。青瓦台(大統領府)が24日、明らかにした。
 李大統領は28日にハノイに到着。29日に韓国・ASEAN首脳会議とASEANプラス3(韓日中)首脳会議に出席し、ASEAN10カ国との協力増進、東アジア地域での連携強化策を各国首脳らと協議する。
 ASEAN諸国のうち、11月11~12日にソウルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)に出席するベトナムとインドネシア、シンガポールの3カ国とは、サミットの成功に向けた協力についても意見を交わす。
 特に、韓国・ASEAN首脳会議では双方の関係を「戦略的パートナー関係」に格上げし、これに向けた共同宣言と行動計画をそれぞれ採択すると伝えられた。あわせて、ベトナムやラオス、ミャンマー、カンボジアなどの途上国との開発協力強化策を提示する見通しだ。
 ASEANプラス3首脳会議では、流動性支援のためのより発展した枠組み「チェンマイ・イニシアチブのマルチ化」をはじめとする金融分野の共同事業の履行策を模索する。エネルギー、食糧安保、教育分野での協力拡大なども議題に上る予定だ。
 李大統領は東アジア首脳会議(EAS)にも出席し、金融協力や気候変動による災害管理などの国際懸案や朝鮮半島をめぐる地域安保問題について意見を交わす。
 また、現地では韓日中の首脳会談が別途に行われる予定。5月の3カ国首脳会談の合意履行状況を点検するほか、G20ソウル・サミットや北東アジア情勢などについても議論する。
 李大統領はこのほか、ベトナム、インドネシア、インドなどアジア主要国の首脳と2国間協議を行い、経済を含む実質的な協力案を模索する。

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