【ソウル24日聯合ニュース】知識経済部は24日、上半期(1~6月期)以降、国内外の景気回復鈍化懸念にもかかわらず輸出が増加を続け、1~9月の部品素材貿易が約571億ドル(約4兆6468億円)の黒字を計上したと明らかにした。輸出は1680億ドル、輸入は1110億ドル。
 昨年の部品素材貿易黒字(512億ドル)をすでに上回っており、現在の勢いが続けば年間黒字が700億ドルを突破すると見込まれる。
 部品素材メーカーの採算性悪化につながる為替相場の不安定や原材料・原油値上がりなどの悪材料にもかかわらず、部品素材輸出は12か月連続で前年同月比2けたの増加率を示している。
 ただ、慢性的な問題となっている日本との貿易収支は、ゴムやプラスチック、化学製品などの素材を中心に、前年同期比42億ドル増の183億ドルの赤字を計上、赤字幅はさらに膨らんだ。
 知識経済部は、対日赤字の絶対額増加は韓国の貿易規模拡大に伴う不可欠なものだとし、貿易全体に占める割合を考慮すると、日本への依存度は緩和しつつあると説明した。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0