【ソウル24日聯合ニュース】韓国と米国が、今月末ごろ黄海での実施を検討していた連合空母打撃群演習を取りやめたようだ。政府筋が24日に伝えた。米国の空母(航空母艦)が参加する演習は、年内には実施されない見通しだという。
 韓米は3月の北朝鮮魚雷による韓国哨戒艦沈没事件を受けた連合演習の一環として、米第7艦隊所属の空母「ジョージ・ワシントン」が参加する連合空母打撃群演習を今月末ごろ実施する方向で検討を進めていた。
 政府筋は、9月27日から10月1日まで黄海で対潜水艦演習を実施しており、今月また大規模な演習を行うにはさまざまな制約があると、中止の理由を説明した。来月11~12日にソウルで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)を前に、東海(日本名:日本海)や黄海で大規模演習を実施すれば、周辺国を不要に刺激しかねないとの意見で韓米が一致したとみられる。

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