【ソウル21日聯合ニュース】LGディスプレーの7~9月期営業利益が、液晶表示装置(LCD)価格急落の影響を受け急減した。
 同社は21日、国際会計基準(IFRS)を適用した7~9月期の業績を売上高6兆6976億ウォン(約4806億円)、営業利益1821億ウォン、純利益2242億ウォンと発表した。
 前期(4~6月期)に比べ、売上高は4.0%増加し過去最大を記録したが、営業利益は75.0%、純利益は60.0%、それぞれ減少した。前年同期比では、売上高は15.0%増加したが、営業利益は73.0%、純利益は62.0%の減少。
 売上高の増加は、安定的な顧客基盤を土台にしたシェア拡大とプレミアム製品群の拡大が追い風となった。営業利益の前期比での急減は、一部の顧客会社の在庫調整などの影響で需要と成長の勢いが鈍化したことや、4~6月期以降のLCD価格の下落が原因と分析される。
 7~9月期のEBITDA(利払い・税金・償却前利益)は、9865億ウォン(EBITDA利益率15%)を記録した。7~9月期末現在、同社の現金および現金性資産は3兆1462億ウォン、負債比率は111%水準となっている。

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