【ソウル21日聯合ニュース】南北共同宣言実践北朝鮮側委員会が韓国側委員会に、接触を求めるファクシミリを送ってきていたことがわかった。
 対北朝鮮情報筋と統一部などが21日に明らかにしたところによると、北朝鮮側委員会の言論分科委員会から20日に韓国側委員会言論本部にあて、「適当な時期に接触を行うことを希望し、肯定的な回答を望む」と書かれたファクシミリが送られてきた。北朝鮮側は、南北関係改善に向け前向きな雰囲気となっている今、メディア本然の使命にふさわしく統一言論活動を積極的に進めていくための問題について協議しようと述べている。
 こうした提案には、北朝鮮による韓国哨戒艦撃沈事件を受け韓国政府が5月24日以来維持している対北朝鮮基調の変化を迫る狙いがあるとみられる。
 また北朝鮮側は、「情勢がどれほど厳酷で反統一勢力が猛威を振るっても、北南(南北)関係の改善と民族の和解団結、自主統一に向けた民族の闘争を妨げることはできない」と強調し、その先頭には必ず南北メディアが立っていなければならないと主張した。
 韓国側委員会は、こうした内容のファクシミリを受け取ったことを統一部に届け出た。韓国側委員会が北朝鮮側との接触を統一部に申請しても、対北朝鮮接触が制限されている現在、承認は困難と思われる。

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