【ソウル20日聯合ニュース】韓国と日本、中国が郵便事業関連のIT技術情報の共有と、電子商取引を通じた国際スピード郵便(EMS)配送の促進に合意した。済州で20日に韓日中郵政ハイレベル会合が開かれ、こうした内容の了解覚書(MOU)を締結した。
 会合で3カ国は、2009会計年度の各国事業成果を分析するとともに、郵便事業に結びつけたIT技術のケースを紹介し、討論した。特に、活性化している電子商取引商品のEMS配送を促進する案を論議することで、3カ国の郵便事業成長を導出することにした。

 あわせて、万国郵便連合(UPU)など郵便関連の国際機関での協力体制をより確固たるものとし、アジア太平洋地域内の郵便サービスの発展に向け3カ国の郵便事業担当機関が先導的役割を務めていくことで合意した。各国郵便事業のサービス戦略とサービス改善に関する情報共有も行った。

 韓日中郵政ハイレベル会合は、3カ国の郵便事業の最高責任者が集まり、郵政事業の共同成長に向けた協力案を議論する会合。UPUなど国際舞台で世界の郵便事業に先導的役割を担うための3カ国の共助に向け、2000年から毎年定例で行っている。来年は中国での開催となる。

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