【ワシントン19日聯合ニュース】朝鮮戦争で用いられたM1小銃を韓国から米国に再び搬入することを許可する法案が、先月末に米議会に提出された。シンシア・ルミス議員(共和党、ワイオミング州)の主導の下、民主・共和両党の議員18人が共同発議した。
 韓国政府はM1小銃約86万丁を米国内の銃器商に売却する計画を進めていたが、違法に悪用されかねないとの米国務省の反対で壁にぶつかっている。ルミス議員は19日、「これら兵器には歴史的な価値があり、(再搬入は)合法だ」と法案提出の背景を説明し、米政府の過度な規制を批判した。
 古い銃器の大量搬入に対する米歴代政権の処理方法は、事案別に異なる。民主党政権のクリントン政権はフィリピン、トルコ、パキスタンからのM1小銃や古い軍事兵器の輸入を認めなかったが、共和党のレーガン政権は1987年に韓国から20万丁のM1小銃を輸入し、販売することを許可した。

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