同社船舶代理店が17日に明らかにしたところによると、同船舶には韓国人船長(54)と機関長(67)、中国人船員2人、ケニア人船員39人が乗船している。
外交通商部と船会社が伝えたところによると、「クムミ305号」は1か月前からインド洋に接するラム島の10マイル沖で操業していたが、9日にソマリア海賊に襲われ、現在、モガディシュの北、海賊が本拠地としているハラデレに抑留されている。操業海域は海賊本拠地から400キロメートル以上離れ、ケニア海軍も巡視している安全地帯だった。このことから、海賊は夜間に急襲をかけたものとみられている。海賊がどの勢力の集団かは明らかになっていない。
外交通商部は、在外同胞領事局に対策本部を、駐ケニア大使館に現場対策本部をそれぞれ設置し、状況把握と対策づくりを急いでいる。
船舶代理店関係者は、現在までに海賊側からの連絡はないが、事件海域から本拠地までの移動に4日ほどかかることから、近く接触があるのではないかと話している。
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