【ソウル15日聯合ニュース】中高生10人の6人はここ1年間、うつ状態を経験したか、自殺を考えたことがあるとの調査結果が明らかになった。
 国会教育科学委員会所属の金椿鎮(キム・チュンジン)民主党議員が15日に公開した青少年健康に関する政府合同のオンライン調査結果によると、ここ1年間、「日常生活に支障を来すほどのうつ状態が2週間以上続いた」と回答した中高生は全体の38.8%だった。「自殺を深刻に考えたことがある」との回答は18.9%だった。
 同調査は保健福祉部、疾病管理本部、教育科学技術部が全国の中学校400校、高校400校の生徒7万238人を対象に行った。
 うつ状態が2週間以上続いたことがあると回答した割合は女子生徒が44.3%で、男子生徒(34.0%)より高く、学年別には中学1年生が34.2%、高校3年生が47.3%と、学年が上がるほど上昇した。地域別ではソウル市内の学校に通う生徒のうち40.5%で、最も高かった。
 自殺を考えたことがあるとの回答も、女子生徒(22.9%)が男子生徒(15.4%)より高かった。学年別では中学2年生が19.5%、地域別ではソウル市内の生徒が20.1%で、最も多かった。
 一方、ここ1年間、「自殺を図ったことがある」と答えた生徒は全体の4.7%だった。
 金議員は生徒のうつ病と自殺衝動が危険な水準に達したと指摘し、相談と早期治療が受けられる公共施設など、画期的な対策が必要だと主張した。

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