李大統領は、韓国は数値上では雇用事情が欧米より良く、他国は「韓国はまだ、さほど心配しなくてもいいのでは」と言うが、韓国の国政の第一目標は、雇用創出だと考えていると強調した。高齢化時代となり高齢層の雇用も重要だとしながらも、やはり重要なのは青年雇用ではないかと考えると述べた。そのうえで、若者は中小企業の実情をよく知らないため、政府が雇用関連情報を十分に提供することも重要だと指摘した。
この日の会議は、現場視察も兼ねて京畿道・富川大学で行われた。李大統領は、職を求める若者たちとの懇談会を開き、就職市場の実態について耳を傾けた。
中小企業に就職し会社を大企業に成長させた自身の経験を紹介しながら、「人が大きく育てた企業に割って入るというのは良い考えではない。出発は低いところからでもいい」と、チャレンジ精神を呼びかけた。チャレンジ精神がある人はきっと成功すると激励したり、面接試験でのコツなどをアドバイスした。
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