【ソウル13日聯合ニュース】国連世界食糧計画(WFP)と国連食糧農業機関(FAO)が先ごろ北朝鮮で穀物の作柄を調査した結果、ことしは北朝鮮で約150万トン(総需要の21%)の食糧が不足すると予想された。米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)が13日に報じた。
 北朝鮮のことしの食糧不足量については、統一部が50万~100万トン、国内の民間シンクタンクは130万トンと推定しているが、国際機関の現地調査に基づき具体的な不足量が示されたのは初めて。両機関による調査は2008年以来、2年ぶりで、9月21日から10月2日まで北朝鮮の協同農場を回りながら行われた。
 RFAによると、北朝鮮当局がWFPとFAOの調査団に報告したことしの穀物収穫量は511万トンで、予想需要(700万トン)より189万トン少なく、昨年11月以降の穀物輸入量(30万8000トン)を踏まえても、最低150万トンの供給不足が予想されるという。
 WFP報道官は、調査の過程で収集した資料を基に、遅くても来月初めまでには北朝鮮のことしの作況見通し関する報告書を作成すると述べた。

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