【扶余13日聯合ニュース】忠清南道・扶余で13日に開幕したT20(Tourism20)観光大臣会合は14日、観光の重要性と観光を通じた共同発展を柱とする「T20扶余宣言文」を採択した。会合には、20カ国・地域(G20)メンバー国の観光担当閣僚級、国際機関の代表らが出席した。
 宣言文には、11月にソウルで開催されるG20首脳会合(金融サミット)に伝える観光の重要性に関するメッセージが盛り込まれ、観光が経済危機の克服、世界の共同発展に寄与していると明記した。
 加盟国は宣言文で、観光を通じた経済繁栄の促進、観光の雇用創出増大、世界開発アジェンダに対する観光の寄与、持続可能な開発推進の4大方向を提示した。4大方向の実現に向けては、世界観光機関(UNWTO)、国際労働機関(ILO)などの国際機関と積極的に協力し、支援体系を整えることで合意した。
 また、「観光は世界の雇用創出と開発議題において大きな寄与が可能であり、堅実で持続可能な均衡成長という共同目標の達成に向け努力する準備ができている」とのメッセージを、ソウルG20サミット議長の李明博(イ・ミョンバク)大統領に伝えることにした。次回の会合は、来年のG20首脳会議開催国フランスで開くことで合意した。

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