会談のようす=12日、ソウル(聯合ニュース)
会談のようす=12日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル日聯合ニュース】外交通商部の金星煥(キム・ソンファン)長官は訪韓中のボロダフキン・ロシア外務次官(アジア太平洋地域担当)と12日に会談し、北朝鮮の核問題とメドベージェフ大統領の訪韓問題を集中協議した。同部関係者が伝えた。
 金長官は、先月の李明博(イ・ミョンバク)大統領の訪ロでは友好なムードで首脳会談が行われたとし、来月ソウルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)を機にメドベージェフ大統領が訪韓するに当たり、韓国政府は準備に万全を期していると話した。
 また、北朝鮮の非核化に対する明確な姿勢が行動で確認されれば、韓国は北朝鮮との関係改善に乗り出すと明らかにした。
 これに対しボロダフキン次官は、ロシアも朝鮮半島の非核化と中長期的な北東アジアの平和と安定に、多くの関心をもっていると述べた。これと関連し、北朝鮮と対話を進めているが、まだこれといった反応はないと説明した。
 また、ロシアが北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の合意に基づき、北朝鮮に1億ドル(約82億円)相当の連邦予算を支援したが、その結果が北朝鮮の2回目の核実験だったと指摘。朝鮮半島の非核化は事実上、北朝鮮の非核化だとする立場を示した。
 あわせて、ソウルでのG20サミットを機に、ロシアは韓国と経済近代化に関するつっこんだ話し合いを行うことを望んでいると述べた。
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