全羅南道・霊岩のコリアインターナショナルサーキット=(聯合ニュース)
全羅南道・霊岩のコリアインターナショナルサーキット=(聯合ニュース)
【ソウル12日聯合ニュース】国際自動車レース、フォーミュラワン(F1)コリアグランプリ(韓国GP)が行われる全羅南道・霊岩のコリアインターナショナルサーキットが国際自動車連盟(FIA)の最終査察を通過した。
 韓国GP運営法人のKAVOは12日、FIAが11日に同サーキットで実施した査察の結果、最終承認判定が下されたと明らかにした。

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 査察を行ったFIAレース・ディレクターのホワイティング氏は「100%満足できるほど完ぺきなサーキットだった」と評価し、韓国自動車競走協会(KARA)を通じ公式ライセンスを発行すると述べた。
 同氏は「韓国のサーキットが最高レベルのグレードAの認定を受けたことをうれしく思う。新生のサーキットらしく模範的な安全構造を備えていながらも、観覧席とトラックの距離を近づけた点が印象的だった」と感想を語り、韓国GPに期待を寄せた。
 これで同サーキットは、韓国で初めてグレードA認定を受けた国際自動車レース場となった。グレードAの認定を受けるには、路面の平たん性が高く、国際基準を満たした安全施設が確保されなければならない。
 FIAは設計資料を分析し、同サーキットの高速コーナリング時の安全構造などを事前に審査しており、11日の最終査察では、設計上の安全基準通り、完ぺきに施工されたかどうかを確認した。
 最終査察が予定より遅れ、一部海外メディアからは大会開催を危ぶむ懸念の声も上がったが、最終査察を無事通過した。F1ファンの期待もさらに高まると予想される。
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