【ダカール12日聯合ニュース】北朝鮮がアフリカ・セネガルで「アフリカ・ルネサンスの像」を建設したのに続き、チャドでも独立50周年記念物造成事業に参加していることが12日、分かった。アフリカ・ルネサンスの像を設計した建築家のピエール・グジャビ・アテパ氏が聯合ニュースの取材に対し明らかにした。
 アテパ氏は、チャドでも北朝鮮とともに新たな事業に着手したとし、今後もアフリカでの事業で北朝鮮との協力を拡大する計画だと述べた。チャドで進められている事業の具体的な内容については言及していない。
 アフリカ・ルネサンスの像は、セネガル独立50周年を記念し建てられた。工事は北朝鮮の万寿台海外事業部が請け負った。銅像の高さは50メートルもあり、米ニューヨークの自由の女神像(46メートル)より4メートル高い。銅像の除幕式は4月に行われたが、展望台の工事などが遅れたため今月中に一般公開する予定だ。
 北朝鮮はこれまでも、外貨獲得を目的にアフリカでの建設工事に参加してきた。北朝鮮専門インターネット媒体のデイリーNKが報じたところによると、北朝鮮は2000年以降にアフリカ諸国から受注した工事で、最低1億6000万ドル(約131億円)を稼いだと推定される。
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