【ソウル11日聯合ニュース】韓国とロシアは北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の再開と関連し、北朝鮮の誠意ある措置を前提としながら、同協議が再開された場合は包括的な解決案を模索していくことで意見を同じくしたと伝えられた。
 6カ国協議の韓ロ首席代表、外交通商部の魏聖洛(ウィ・ソンラク)朝鮮半島平和交渉本部長とロシアのボロダフキン外務次官が11日に会談した後、政府高官当局者が明らかにした。対話模索の課程では国連安全保障理事会の決議を順守し、6カ国協議が再開されれば、そのロードマップを包括的な解決案に合わせていく必要があるとの意見で一致したと説明した。ロードマップとは韓国内で「グランドバーゲン(核問題一括妥結)」と呼ばれるものを意味すると説明した。
 またこの当局者によると、双方は6カ国協議再開には北朝鮮の態度と行動の変化が必要だとし、北朝鮮が取るべき措置についての意見も交換した。南北対話を優先とする複数話し合いを通じ、6カ国協議の環境を整える作業が必要だとの考えで一致し、朝鮮半島に平和を構築するには北朝鮮の非核化が重要で、非核化には6カ国協議の再開が必要だとの意見を同じくした。
 北朝鮮が取るべき措置とは、国際原子力機構(IAEA)視察団の復帰と核施設モラトリアム宣言の水準と理解すればよいかとの質問に、当局者は「そのように考えている」と答えた。6カ国協議に対するロシアの立場は韓国、米国、日本と同じかという質問には、「類似している」と返している。これまで韓米日の協議を基盤に中国、ロシアとも協議の外枠を広げてきたとしながら、「きょうの会談で、見解の歩み寄りを感じることができた」と強調した。
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