【ソウル10日聯合ニュース】ソウルで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)が、開催まで残すところ30日となった。世界のメディアの耳目を引き、取材現場も熱気を帯びそうだ。
 G20首脳会合準備委員会などが明らかにしたところによると、首脳会合の取材に訪れる国内外の記者は4000人余りに達し、2002年のサッカー・ワールドカップ(W杯)韓日大会や1988年のソウル五輪よりもはるかに多くのメディアからスポットライトを浴びると予想される。
 それほどソウルG20首脳会合に対する関心が高いのは、主要国の首脳が集結し、世界経済危機後に浮上した財政、為替、金融などすべての分野を話し合うためだ。
 今月初めまでに、首脳会合の取材を事前に申請した外国メディアの記者は63カ国・地域1352人に上る。このほか、各国首脳に同行し入国する記者も含めると、外国メディアの記者だけで2000人以上が集まると予想される。AP通信、AFP通信、ロイター通信、共同通信、新華社通信など主要通信社をはじめ、G20の主な新聞社や放送局は各社が最大50人ほどの取材陣を投入し、リアルタイムでニュースを配信する予定だ。
 韓国政府は非英語圏の主催国として、取材陣の不便を最小限に抑えるため、議長国記者会見場とブリーフィングルームに同時通訳をつける一方、メディアセンター内でも14言語を支援する通訳案内センターを運営する方針だ。
 また、会見資料や行事日程の提供などのサービスを、会場だけでなくインターネット上でも同時に実施する。会場のセキュリティーや出入り時間の短縮のため、取材記者にはRFID(電子タグ)が内蔵されたプレスカードを発給し、記者の休憩スペースを中心に韓国伝統の飲み物や軽食なども随時提供する。このほか、韓国への理解を深めてもらおうと、外国メディアの記者を対象とするプレスツアーを1日2回実施する予定だ。
 政府関係者は、米ピッツバーグで昨年開催されたG20首脳会合の登録記者数は2500人、カナダ・トロントで開催された前回会合は3500人だったが、ソウルでの会合は過去最高の4000人に上ると予想している。
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