航空機市場の見通しを説明するティンセス氏=7日、ソウル(聯合ニュース)
航空機市場の見通しを説明するティンセス氏=7日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル7日聯合ニュース】韓国と日本の航空輸送市場が急速に成長し、2020年までに1900億ドル(約15兆円)に達する新規航空機需要が生まれるとの見通しが出された。
 米航空機大手ボーイングのランディ・ティンセス民間航空機部門マーケティング副社長は7日、ソウル市内のホテルで行った記者懇談会で、今後20年間で韓国と日本で新規760機、交換450機の計1210機、金額ベースでは1900億ドル規模の航空機需要が発生すると明らかにした。
 韓日の航空輸送量成長率が向こう20年間、年平均7.1%に達すると予想し、これは全世界平均の5.3%よりはるかに高いものだと説明した。また、仁川国際空港がアジアのハブ空港として定着しており、格安航空会社が急速に成長していることなどを挙げ、韓国航空運送産業が急発展するものと楽観的な見方を示した。
 そのほか、2029年には全世界航空交通量の43%がアジア・太平洋地域を出発・到着地にしたり、経由すると指摘。大型航空機よりは「787」「777」のような中型航空機がアジア・太平洋地域需要の45%を占めるとの見解を示した。
 一方、ティンセス副社長は全世界的には3万900機、金額ベースでは3兆6000億ドルに達する新規航空機需要が発生すると予想した。

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