【ソウル7日聯合ニュース】サムスン電子が7~9月期に四半期ベースで過去最高の売上高40兆ウォン(約2兆9635億円)を達成した。営業利益は前期に続く過去2番目の規模を記録した。
 同社は7日、国内外事業所を合わせた7~9月期連結業績を売上高40兆ウォン、営業利益4兆8000億ウォンとする暫定集計を明らかにした。前年同期に比べそれぞれ11.5%と3.7%増加した。前四半期比では売上高が5.6%増加したが、営業利益は4.2%減少した。
 年初から9月までの累計予想値は、売上高112兆5300億ウォン、営業利益14兆2200億ウォンで、それぞれ前年の同じ期間に比べ15.9%、89.9%増加した。
 これを受け、ことし通年の営業利益が初の20兆ウォンを突破するか、注目される。
 一般的に電子業界では、7~9月期は需要が高まる時期に分類されており、4兆8000億ウォンという営業利益はやや期待に届かない数値だ。ただ、サムスン電子主力商品の半導体と液晶パネルの価格が下落を続けていることを考慮すると、比較的健闘したと評価される。
 同社関係者によると、7~9月期営業利益が前期を下回ることは過去にもほとんどなかったという。4~6月期の劇的な好業績と最近の半導体、液晶パネル市況を考えれば、「この程度なら善戦」との見方を示した。
 サムスン電子は29日に7~9月期業績確定値を発表する予定だ。

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