外交通商部長官に内定した金星煥氏=(聯合ニュース)
外交通商部長官に内定した金星煥氏=(聯合ニュース)
【ソウル1日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は1日、同日正式に任命された金滉植(キム・ファンシク)首相から任命提請を受け、青瓦台(大統領府)の金星煥(キム・ソンファン)大統領外交安保首席秘書官を外交通商部長官に内定した。青瓦台が明らかにした。
 金星煥氏は2008年6月から2年間、李大統領を補佐し、来月ソウルで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)の準備をはじめとする外交政策の流れをしっかりとつかんでいる。また、外交通商部企画調整室長時代には組織と人事を管理した経験もあり、柳明桓(ユ・ミョンファン)前長官の長女の縁故採用問題で規律が乱れた外交通商部を正す適任者と評価されている。
 金氏はソウル大学経済学科を卒業後、1977年に外務部(現外交通商部)に入部。北米局長、企画管理室長、駐オーストリア大使、第2次官などを歴任した。
 与党ハンナラ党は、金氏に対する国会人事聴聞手続きを、外交通商統一委員会が国政監査を開始する5日以前に終わらせる案を推進しているが、第1野党の民主党は検証のための時間と資料の不足、全党大会(3日)実施などを理由に同案を拒否しているという。
 外交通商統一委の国政監査が19日ごろに終わるため、5日以前に聴聞手続きが終了しない場合は、早くても今月末に外交通商部長官の任命が可能になると予想される。
 青瓦台をはじめ与党は聴聞手続きが早期に終了しない場合、来月のG20首脳会合の準備に支障を来すのではないかと懸念している。

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