【ソウル28日聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党代表者会(臨時党大会)が28日午前、平壌で開かれるものとみられる。今回の党代表者会は、44年ぶり3回目の招集。金正日(キム・ジョンイル)総書記が三男ジョンウン氏(27)に「朝鮮人民軍大将」の称号を与え、自身の後継者だということを公式化した翌日の開催とあり、注目される。
 朝鮮中央通信など北朝鮮メディアは28日午前10時現在、党代表者会開催関連の報道を一切行っていないが、前日には会に出席する地方の代表者らが、故金日成(キム・イルソン)主席の遺体が安置されている平壌・錦繍山記念宮殿を参拝したと報じ、党代表者会開幕が迫っていることを伝えた。
 党代表者会は、当初「9月上旬」に開催と予告されていたが、21日に会準備委員会名義で「28日に平壌で開催する」と、日程延期が発表された。
 今回の党代表者会では、事実上、金総書記の後継者となったジョンウン氏が、党の最高位職に当たる政治局常務委員、または書記局(秘書局)組織担当書記(秘書)など、中核要職に任命される可能性が高い。金総書記も、1997年に就いた総書記の職に再推戴されるものと予想される。
 前回の党大会が開催された1980年当時、党政治局には金主席、金総書記の父子を含め5人の常務委員がいたが、現在は金総書記ただ1人。同期間に政治局委員は14人から3人に減り、書記局書記も現在は4人となっている。

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